伴与七郎とは
伴 与七郎(ばん よしちろう)は、戦国時代の武士・甲賀忍者。
一族または兄弟に、伴太郎左衛門資家、伴伯耆守資継の名も見える。
甲賀・伴家は柏木三家と言い、甲賀五十三家筆頭・望月家に次ぐ甲賀忍者の名門とされる。
2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」では俳優の新田健太さんが伴与七郎を演じられる。
1562年、松平元康が鵜殿長照を攻撃した上ノ郷城の戦いにて、松井忠次(松平忠次)の要請を受けてで甲賀の多羅尾光俊が忍者を派遣し、徳川家康の布陣に加わった。
そして城に火をつけると、伴与資定(伴与七郎資定)が城主・鵜殿長照を討ち取っている。
鵜殿長照は城から逃れようとしたが、蒲郡・安楽寺の脇にある坂にて伴与資定(伴与七郎)に討ち取られたと言う。
松平元康(徳川家康)は、感状を伴与七郎に送った。
今度鵜殿藤太郎其方被討取、近比御高名無比類候。
我等別而彼者年来無沙汰候。
散心霧弥祝着申候。
委細左近・雅楽助可申候。
恐々謹言
二月六日 松蔵元康(花押)
伴与七郎 参
また、伴与七郎が鵜殿長照の子・鵜殿氏長を生け捕りしたともされる。
そして、鵜殿氏長・鵜殿氏次の兄弟は、今川家の人質になっていた瀬名姫(築山殿)や子の竹千代・亀姫との人質交換に使われた。
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