松井友閑を1分でわかりやすく解説~織田信長から信頼された堺奉行

松井友閑とは

松井友閑(まつい ゆうかん)は戦国時代の武将で、山城・松井城主である松井長之の子だが生没年は不詳。
松井氏は室町幕府8代将軍・足利義政に仕えてからの幕臣であり、1565年の永禄の変にて足利義輝が三好三人衆らによって殺害されたあと、織田信長の家臣に加わった。
織田信長が上洛すると右筆に任じられ、京都や堺の豪商らから名物の茶器などを供出させている。
1574年、相国寺の茶会では茶頭を務めたため、茶人でもあり、東大寺・正倉院の名香「蘭奢待」を受け取る際には奉行を務めた。

2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」では俳優の村上かずさんが松井友閑を演じられた。





1575年、堺の代官になると堺の豪商・津田宗及とも親交を深めた。
宮内卿法印(正四位下)の官位も受けており、村井貞勝、武井夕庵と並んで、織田氏の吏僚としては最高地位であり、1580年には本願寺から大坂城を接収するなど外交交渉でも活躍が見られる。

引き続き豊臣秀吉の仕えたが、天正14年(1586年)に不正を理由に罷免され行方をくらました。

津田宗及を1分でわかりやすく解説~茶の湯の天下三宗匠と称えられた堺の豪商