津田宗及を1分でわかりやすく解説~茶の湯の天下三宗匠と称えられた堺の豪商

津田宗及とは

津田宗及(つだ-そうきゅう)は戦国時代の堺の商人・茶人。
天王寺屋宗及とも言い、豪商・天王寺屋の津田宗達(1504年~1566年)の子として生まれた。
名は助五郎、号は天信、幽更斎。

2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」では俳優の山上賢治さんが津田宗及を演じられた。





石山本願寺の坊官・下間丹後の一族や、堺に勢力を伸ばした三好政康などと関係が深かった。
織田信長が上洛すると堺の会合衆(えごうしゆう)天王寺屋の惣領として通じ、所領の管理、年貢・物資などの販売などを行い、つづいて豊臣秀吉とも商いを行った。
相国寺の茶会では、千利休と共に正倉院の蘭奢待(らんじゃたい)を与えられた。
茶湯者八人衆の一人として数えられ、今井宗久、千利休とともに3000石を与えられ茶湯の天下三宗匠と称せられている。
本能寺の変の際には、堺で徳川家康を供応していた。
その後、豊臣秀吉の茶頭となり、九州攻めや関東攻めにも同行している。
津田宗及は天正19年(1591年)に死去。
堺・南宗寺に墓がある。

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